第一精工から発売されている人気のフィッシュグリップ「ガーグリップMCカスタム」は、すでに皆さんもご存知だと思います。
ライトゲームには、もはや必需品となったフィッシュグリップ、
特にアジングで「ガーグリップMCカスタム」を使っている人はかなり多いようです。
「ガーグリップMCカスタム」だけでなく、様々なタイプのフィッシュグリップが発売されていますが、個人的にしっかりつかめるガーグリップが好きです。
今回は、ガーグリップMCカスタムの特徴と使ってみたら改造したくなったことについて書いていきますね。
目次
ガーグリップMCカスタム
●ガーグリップMCカスタムの特徴
アジングでは絶大な人気のガーグリップですが、私が使っている「ガーグリップMCカスタム」は実は2代目になります。
初代は、確かカーボン含有素材で作られていて軽かったこととホルスターのカラビナ無し&ハンガー形状が違っていた記憶があります。
2代目ガーグリップは、ガラス繊維強化プラスチック含有により強度&錆にくさを各段にアップさせた仕様になり、重量は40gくらい増加しているようです。
でも、軽くして握ったら折れるようなヤワな製品よりは、ずっとマシですよね。
「ガーグリップMCカスタム」のスペックは、第一精工さんのHPを見てもらえばわかりますので、ここでは割愛させてもらいますが、MADE IN JAPANというのが嬉しいですね。
名前のについている通り、細く長いハサミ部は、ガーという魚の口に似ていて、グッと挟み込むと魚を逃がさないような歯が交互並びになっています。これでガッチリホールドできます。
先端部も魚の下顎を挟めるようになっているのでかなり重宝します。
ホルスター部も考えられていて、ベルトから抜けにくいアール形状のハンガーになっているので、ベストやバッグのベルトにバッチリ取り付けられ、バッカンなどの枠にも取り付け可能になっています。
心配になるのが、ガーグリップやホルスターが壊れた時ですが、セーフティーコードやハンガーなど六角レンチで取り外しできるようになっていて、パーツ取りをして交換することも可能なんです。(2019年1月現在)
これは、かなりウレシイことで、第一精工さんやるなぁと感じるところです。
●ガーグリップMCカスタムのデメリット
いくら良い商品だとしても、何かしらのデメリットがあるのも仕方ないもの。
ガーグリップMCカスタムにもデメリットというか難点というか、ここが改良されれば!というところがあります。
それは、ガーグリップの握りの幅が広すぎる!ということです。
ガーグリップは、ホルスターから取り出すとスプリングにより最大角まで開くようになっています。
この開き具合が思いのほか大きいのです。
私自身、手が小さいとは思っていませんが、最初に使った時は、正直、握りにくいと感じました。
持ち方を考えないと、魚を挟むときに無意識にガーグリップの口を狭めて掴みにいってしまうので、上手く掴めない!状態でした。
多くの人が感じたことだと思いますが、手の小さい人や女性・子供には扱いにくい、これが唯一のデメリットとして感じたことです。
●ガーグリップMCカスタムで多い疑問点
精巧な商品を使っている日本人にとって、とても気になるところがあるようでこんな疑問を持つ人が多いようです。
「ガーグリップの先端がズレてるやん!?、おかしいで??」
はい、こう思うかもしれませんが、ガーグリップMCカスタムの先端部は、ズレていて正解です。
これは、第一精工さんのHPにも書いてありましたが、
ガーグリップの素材(ナイロン)の特性で、吸水、膨張するために時間が経つと、動きが悪くなったり固着(固まって動かなくなる)ことがあるようで、固着の可能性を低くするためにズレているそうです。
グリップの接続部分の金属部品を強く締め付けるとズレを小さくすることもできるようですが、やはり固着する可能性が高くなるということです。
ワザと先端部をズラしてあるなんて、きちんと考えて作られているということなんですね。
●ガーグリップMCカスタムで魚掴んでみた
では、ガーグリップMCカスタムで実際に魚を掴んでみました。
かなり掴みやすい♫
しかも、思いっきり握らなくてもサクッと掴めます。
●「ガーグリップMCカスタム」の改造
これは自分の責任で行います。人に責任を押し付ける人はやらないで下さい。
さあ、それではガーグリップMCカスタムのデメリットでもある、握り部分の開き具合を改造していきます。
ホルスターから抜くとバネによりパッと開くので落としそうになることもあるし、魚を掴みにくいと感じる個人的ストレスをなくしていきます。
ガーグリップMCカスタムの構造は、第一精工さんのHPのパーツリストを見ればわかりますが、そんなに難しい構造になっているわけではありません。
リールの内部に比べればかなり楽に改造できそうです。
1、まずは、真ん中の金具のセンターボルトを外します。
オスとメスになっていますので、マイナスドライバーを2本用意して両方で挟み込んで外します。結構、硬く締まっているのでドライバーはしっかり持ってくださいね。
2、下の画像がガーグリップを分解した状態です。
ボディA、ボディB、センターボルトオス(Oリングが付いています)、センターボルトメス、ピン、バネ
3、ボディAの溝に、幅調整するための硬いピンを入れます。
4、元から付いているピンを並べて入れます。
5、バネをニッパーなどを使い、2~3巻き切ります。
(このバネは、握りを広げるためのピンなので、切り過ぎるとシッカリ開かない可能性があります。)
6、バネを飛ばさないように細心の注意を払いながらはめ込みます。
7、ボディBをピンの位置に上手く合わせてはめ、センターピンを締めて終了です。
それでは、改造前と後を比べてみましょう。
改造前↓↓↓
改造後↓↓↓
ガーグリップの口の開きも少し角度が緩くなっています。
グリップ部は、どうなっているのか?
改造前↓↓↓
改造後↓↓↓
これでかなり握りやすくなりました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
無事に「ガーグリップMCカスタム」改造が完成しました。
まとめ
ライトゲームで使われるフィッシュグロップ、特にアジングで人気のガーグリップMCカスタムについて感じたことを書いてみました。
魚をホールドするのは、ガーグリップMCカスタムが個人的にナンバー1だと感じています。
様々なタイプのフィッシュグリップがありますが、しばらくはガーグリップがメインになることは間違いないでしょう。
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