デイナマズ攻略論

ナマズ釣りでPEラインを使うメリットとデメリット考えてみた

人気の釣りになっている日中にナマズ釣りをする『デイナマズ』ですが、ロッドやリールは揃ったけど、肝心のラインをどうすれば良いのか悩んでしまいがちです。

 

ナマズ釣りを楽しんでいるブログや釣りの本ではPEラインを使っている人が多く、ナイロンラインを使っている人はほとんどいないように感じます。

 

正直なところ、トータル的に見ればPEに分があるように思っています。
それでは、PEラインのメリットやデメリットを紹介していきましょう。

ナマズ釣りのラインの重要性

まず、始めにPEラインにしろナイロンラインにしろ、どちらかを選ぶ前にデイ&ナイトでのナマズ釣りにおいてラインの重要性を考えてみましょう。

 

ラインの強度は

ナマズ釣りのタックルは基本的に強度のあるタックルというか、ナマズを抜き上げることが出来るタックルを使うというのが個人的な考えです。

 

当然ラインも強度のあるラインを使うというのが大前提になります。

 

ミスキャストしても、

ルアーを回収できるくらいのライン強度

ナマズを抜き上げても大丈夫だと思えるライン強度

が必要になるということです。

 

特にナイトの場合は、多少目が慣れたとしても障害物が完全には見えません。

ミスキャストした際には、フックを曲げてでもルアーの回収ができるようにしたいのです。

 

ナマズ釣りにおいて、感度は気にしなくても良いと考えているのでラインの太さだけを気にしています。

 

精度の高いキャストができる

しかし強度だけでなく、デイナマズでは精度の高いキャストをする事も必要になってくる場面が多々あります。

 

デイでナマズを狙うと、壁際から5センチ以内にルアー着水させることがよくあります。

 

それだけの精度が欲しいのは、ルアーの着水位置がポイントから20センチ以上開いてしまうとナマズがルアーに反応してくれない場合が多くなると感じているからです。

 

仮に反応したとしても、すぐに「プイッ」とされてしまうのです。

この反応はデイゲームを経験すればするほど良くあると思います。

 

また、自分のナマズ釣りはどんなシチュエーションが多いのか、どんな釣り方を得意とするのかによってもライン選びに違いが出てきます。

 

ラインの太さはどうなる?

ラインの強度とキャストの精度の両方を考えると、ナイロンなら20~30Lb(5~8号)くらい、PEなら3~4号くらいのラインを選べばまず間違いはないでしょう。

 

当然ですがラインが太くなればラインは結びにくくなるし、PE5号以上なんてロッドがラインの力に負けて折れる可能性もあります。

 

当然のことですがタイトに攻める高い精度のキャストをすると、ラインは障害物に触れる可能性が高くなります。

 

その際にストレスを感じることなく擦り抜けてくれたり、チョウチン釣りのようにチョンチョンと水面でルアーを動かす際にもラインの滑りも良くしたいので太すぎるラインは必要ありません。

PEラインのメリットとデメリット

PEラインのメリット

それでは、デイゲームでナマズ釣りでPEラインを使うメリットを紹介しましょう。

 

PEラインは、

1、ラインの比重(0.78)が軽いので水(1.14)に浮く

トップウォータープラグを使ってナマズを釣るので水に沈むラインよりも浮くラインを使うほうが
ルアー操作もし易くなります。

 

2、引張強度は、ナイロンラインの約2.5~3.5倍(アイテムにより差があり)の強度がある。

真っすぐに引っ張る力の強さは、同じ号数なら明らかにPEラインが強いです。

 

3、伸びが少ないので、ロッドでルアーを操作しやすい。

PEラインは伸縮度が少ないので、手で引っ張てもほとんど伸びを感じません。伸びが少ないとロッド操作がダイレクトにルアーに伝えることができます。ルアーを自在に動かせるのデイナマズでは大きなアドバンテージになります。

 

4、同じ強度ならナイロンより細くできる(約1/3位細くできる)

強さがあるのでラインも細くすることが出来るようになります。PEライン3号と比べるならナイロンライン8号は必要になってきます。

 

5、心なしか太いPEラインでは、ベイトリールでのバックラッシュが少ない。

細いPEラインを使いベイトリールでバックラッシュすると、解除することが出来ないことが多々ありました。でも、太いPEラインを使うとバックラッシュがほぼないし(向かい風の時は別です)仮にしたとしても解除できやすいです。

 

PEラインのデメリット

逆にデメリットも知っておくことでよりPEラインに対する知識を身に付けておきましょう。

 

1、摩擦熱に弱い
2、結び目が滑ってラインが解けることがある
3、コンクリートなどの硬い障害物との擦れ(こすれ)に弱い
4、比重が軽いので風や波で糸がふける
5、細いPEラインだとバックラッシュすると解除しにくい
6、ライン自体の柔軟性がしなやかでルアーに絡みやすい。
7、メーカーにより同じ号数でも太さが違う。

ナイロンラインのメリットとデメリット

一般的に使用しているのがナイロンラインでしょう。ナマズだけでなく釣り人として知っておいて欲しいのでナイロンラインのことを簡単に解説していきましょう。

 

ナイロンラインのメリット

ナイロンラインは、様々な魚釣りには使われていて、適度な伸びと張りを持ち、トラブルが少ないのが特徴です。

 

また絡まった時も「柔らかさ&弾力性」で直しやすく深刻なライントラブルになる事が少なく済みます。

 

・ナイロンラインは、しなやかで扱いやすいのでトーナメンター~初心者まで幅広く使用できる。

・結節強度にも優れている。

・しなやかなのでリールへの収まりが良く、バックラッシュも解除しやすい

・適度な伸びがあるので急激なショックにも対応できる。

・伸縮性が高いので、魚がルアーをくわえた時に違和感が少ない

・ライントラブルが少ない。

・高級品もあるが、基本的に価格が安い

 

ナイロンラインのデメリット

・吸水性があるため劣化が比較的早い。

・紫外線にも弱いため、太陽の光や蛍光灯の光に当たると劣化が早くなる。

 

PEラインのメリットを知ってもらえたでしょうか。

ラインは自分と魚を繋ぐ大切なものです。

人の話を鵜吞みにしないで、自分に合ったラインを選んで、ナマズ釣りを楽しんでください。



 

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