ナマズ釣りも年々人気が上がり、ルアーカテゴリとして確立してきました。
実は、ナマズ釣りも釣りやすい時期や時間帯に狙ったポイントを攻めることで結構簡単に釣れたりします。
今回は、ナマズ釣りの基礎ともなる時期や狙う時間帯やポイント(画像有)を解説していきます。
●ナマズの生態を知ろう
口から伸びる2本のヒゲが特徴的で、昔は地震を予知できるとウワサのナマズ(笑
自分で釣ることを楽しめますが、実は料理をしておいしく食べられたりもする魚なんです。
名前や姿を知っている人は多いですが、どういった魚なのかまではあまり知られていません。
実際のナマズ生態はどういったものなのでしょうか?
ナマズとは、ナマズ目ナマズ科に属している硬骨魚類の1種で、日本や中国、台湾といった東アジアの川や湖などに生息している肉食系淡水魚です。
夜行性なので昼間は水の流れが緩やかな場所に身を潜め、池や湖の水底、川の穏やかな部分などの、岩や水草の陰に隠れて過ごします。
ナマズの活動可能な水温が10~30度程度で、冬の寒い季節には泥や岩の陰に隠れて暖かくなるのをじっとこらえています。
口から伸びる長い2本のヒゲは、感覚器として発達してきたもので、小魚やエビ、昆虫などのエサを探すために使われています。
このヒゲの感覚が鋭いため、地震の予兆で動きが活発になっているとされていました。現代でも研究が重ねられており、将来的には私たちの助けになるかもしれません。
基本的に肉食系なので、自分よりも小さな生き物を捕食して生活しています。
日本のナマズは5から6月に繁殖期を迎え、産卵し繁殖していくために群れとなって湖岸や水田用の水路といった水深の浅いところへ集まってきます。
卵は2、3日で孵化し、雄は2年ほど雌は3年ほどで全長60~70cm程度まで成長します。
雄と雌ともに外見にあまり差はなく、見分ける部分は雄の尾ひれ中央が少しだけくぼんでいるぐらいです。
日本に分布するのは全部4種類で、沖縄や離島などを除いて日本中の淡水で見られる「マナマズ」、
愛知県や長野県などの一部の川でのみ見られる日本固有種の「タニガワナマズ」、
琵琶湖と琵琶湖関連の水にのみ生息する「イワトコナマズ」と「ビワコオオナマズ」がいます。
古くから食料としてとらえられ、さまざまな種類の料理に使われてきました。
白身魚なのでてんぷらやかば焼き、刺身などとして、また、近年ではウナギの代わりとして食されることも増えてきました。
●ナマズ釣りの時期と時間帯
ナマズは日本全国に生息している魚なので、道具さえ揃えれば普通にナマズ釣りを楽しむことが出来ます。
しかしナマズ釣りに適した時期や時間帯を逃してしまうと、どれだけ良いルアーを揃えていたとしても中々ナマズが釣れないという結果が待っている可能性があります。
ナマズ釣りに最適な時期と時間帯を把握しておくことが大切です。
具体的にナマズ釣りに最適だとされている時期としては、3月の中旬や下旬から10月前半など、基本的には暖かい時期なのだと覚えておいて構いません。
真冬など寒い季節でも釣れる場合もありますが、基本的にナマズは冬場は冬眠のような形でドロの深くから
出てこなくなってしまうので、釣れやすさで言えば断然に暖かいシーズンなのだということです。
ナマズが沢山生息していると言われているようなポイントでも、雪が振っているような寒い時期は釣れる可能性が極めて低いということなのです。
ナマズは昼夜問わず釣ることが出来る魚として人気も上昇していますが、基本的には夜行性なので夕方から夜にかけて活発に餌を探すといった傾向があります。
ナマズ釣りに適した時間帯は捕食活動が活発な夜の暗い時間帯であり、朝にナマズ釣りで釣果を得たい時は、日の出前から釣るが有利だと言えます。
ただし場所と時期によっては、まだ日の高い時間帯でも餌を探し回っているナマズがいるので、昼間には絶対にナマズ釣りが成立しないなどということはありません。
水が透き通っている箇所よりも底が見えないような濁っているエリア、橋の下や水路などといった日の当たりにくい暗い場所などは、昼間でもナマズが釣れる確率が高いので狙うべきポイントだと言えるでしょう。
時期や時間帯に比べて、ナマズ釣りに適したロッドやルアー、リールなどを揃えれば更にナマズ釣りが楽しめます。私が子供の頃は、竹ざおとミミズの餌でナマズを釣っていたのを思い出します(笑
●ナマズ釣りで狙うべきポイント
基本的にナマズは色々な場所にいますが、ナマズ釣りは日中と夜間で狙うべきポイントが変わります。
これから、それぞれの特徴や攻略法について詳しく説明していきます。
まず、日中のナマズはゆっくり休憩していることが多いため、岩や草など影になる場所に隠れています。
そこで、河川の流れが緩やかで深みのあるフチや川岸の護岸部などの岸沿いを狙うと良いでしょう。
また、周りより一段と深くなっている落ち込みに出来る水泡の下をピンポイントで狙ったり、水路などの狭い場所を探ってみるのもおすすめです。
次に、「ナマズのナイトゲーム」などと呼ばれる夜間では、ナマズたちが餌を求めて活動的になっているため、広い場所もポイントになります。
日中よりも効率的な釣りが可能になり、ナマズの動きも激しいため、迫力のある釣りを楽しめます。
ポイントとしては、日中と同じ岸沿いも良いのですが、川の流れがあるポイントも狙い目実は狙い目だったり、川と川がぶつかる合流地点も定番のポイントなので両方を攻めてみましょう。
また、流れあるポイントにいるナマズは活動的なので、ルアーに反応しやすいです。より釣りやすいのでチャンスとみて良いでしょう。
日中で良いポイントなっていた落ち込みの泡の下は夜間でも狙い所ですが、この周辺も良いポイントなので、日中よりも広範囲に狙っていきましょう。
最後に、雨による増水時もよく釣れる可能性が高まります。
なぜなら、川の水が濁ってナマズの活性が上がっていくからです。こんな日は、デイゲームでもナイトゲームのようにエキサイティングな釣りを楽しめるのでおすすめです。
ただし、足元が滑りやすくなるので川への転落に注意しましょう。
●まとめ
今回は、ナマズ釣りの基礎として、ナマズを釣るための基本知識となる、時期や時間帯・ポイントの解説をしてきました。
これは、あくまでも基礎になるので、自分なりに考えて応用してみて下さい。
釣り場は千差万別なので、答えは一つではありません。自分なりの基礎をしっかりと持つようにしていきましょう。
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