テンカラ釣りは、リールを使わず1本の竿とライン・毛バリを使って渓魚を釣る日本独特の釣法になります。
テンカラ釣りって初心者には難しく感じるが実は道具や服装は案外簡単に揃えられ、ゲーム性も高いのでハマる人が多いのです。
今回は、初心者に知って欲しいテンカラ釣りの魅力と道具や服装について紹介していきます。
目次
テンカラ釣り
●テンカラ釣りの魅力
まずは、テンカラ釣りの魅力から話していきましょう。
テンカラ釣りは、いわゆるのべ竿を使う釣りで、思っているよりも簡単に楽しめる釣り方になります。
正確なキャストをするには、多少の練習も必要になりますが、数時間もやればできるようになるでしょう。
テンカラ釣りをしたい!人なら簡単に始めることができます。
テンカラ釣りは、毛バリを使うのですが、基本的に水面近くを釣ることになるので魚が毛バリを食べる瞬間を見ることができます。
ホントに、流れている毛バリに渓魚がアタックしてきた瞬間のドキドキ感は半端なく楽しいですよ(笑
また、渓流釣りなので普段と違う風景の中、大自然を感じながら釣りをすると毎日のストレスから解放されます。
このように、自然を感じながら釣りを楽しめるのがテンカラ釣りの最大の魅力になります。
テンカラ釣りの道具と服装
●テンカラ釣りの仕掛け
テンカラの仕掛けは、意外に簡単なんです。
竿が1本に、ラインを取り付け、糸どうし結んで毛バリを結ぶ。
これだけで釣りができます。
ややこしい仕掛け作りは必要ありません。
●テンカラ釣りの道具
竿
テンカラ釣りで良く使われる竿の長さは、3.3~3.6mくらいです。
もちろん釣り場によっては、もっと短くなったり長くなったりします。
頭上にも木が覆いかぶさるような源流域では2.7~3mくらい。
里川と呼ばれるような入川しやすく川幅も3~4mくらいだと3.3~3.6mくらい、川幅が5mを超えるような場所では4mの竿が使いやすいです。
竿には調子(竿の曲がり方)というものがありますが、最初からこだわれることはありません。
初心者なら、竿の長さは3.3~3.6mを選べば良いでしょう。
ライン
テンカラ釣り用のラインは、3種類のラインを使います。
竿先から竿の長さの分だけとるのが基本になるのですが
このラインには、「テーパーライン」「レベルライン」「ストレートライン」の3種類があります。
一般的には、道糸と言ったり天上糸と言ったりすることもあります。
近年のテンカラでは、レベルラインを使う人がほとんどになりました。
レベルラインとは、フロロカーボンを使ったラインのことで、ラインの比重が重いので毛バリを飛ばしやすいラインになります。
ラインには、オレンジやイエローなどの色が着色されていて視認性にも優れています。太さは3~3.5号が扱いやすく、太くなりすぎるとかえって扱いにくくキャストしにくくなります。
知っておいて欲しいのが、フロロカーボンラインには巻きグセが付きやすいことが欠点なんです。
ハリスとして50mや60mで販売されているスプールに巻かれているフロロカーボンラインをればわかると思いますが、そのままではクセが付いたままの状態で使うことになります。
このままでは、上手く毛バリが飛ばせないので、使う前にラインをしごくなどして真っすぐな状態にする事で欠点を解消できます。
初心者の方でうまくキャストできないという人は、一度ライン真っすぐな状態にしてからキャストしてみてください。
テーパーラインは、一昔前は使われていましたが、現在は使われることがなくなりました。
ストレートラインは、レベルラインの欠点でもある巻きグセがないラインになります。
実際に私は使っていなのですが、ストレートラインを使った人は一様に巻きグセなく使いやすい!とコメントしています。
ハリスは、フロロカーボンかナイロンの2種類が使われます。
個人的には、フロロカーボンを使っています。
余程の大物でない限り、ハリスの長さは1m程、太さは0.8号で十分です。
警戒心の強い魚を相手にする場合は、魚との距離が遠ければ遠いほど釣りやすくなるのですが、ハリスを長くするとキャストが難しくなるので1m程が扱いやすくなります。
毛鈎
テンカラ釣り用の毛バリも様々な色や形が売られているので、
初めてテンカラを始めようとする初心者は、どれを選べば良いのか悩んでしまいます。
正直は話、テンカラに限っては悩む必要なし!どれでもよろしい!と言えます。
水面もしくは水面近くで毛バリを流しますので、魚がエサと勘違いするか、なんだコレ的に食いつきます。
エサと違うと見切るとアッという間に吐き出します。
つまりエサらしい形になっていれば、なんでも良いといえるのです。まあ、この考えは個人的なものになりますけどね。
テンカラ釣りでの毛バリは、色よりもサイズに重きを置いた方がいいでしょう。
通常はフライフック12番を使っていますが、食いが悪い時にはサイズを落とし14番を使うようにしています。
●テンカラ釣りの服装
テンカラ釣りは、渓流というフィールドで楽しむのですが、やはり自然相手の遊びだということは忘れてはいけません。
遊びとはいえ最低限の服装や装備は必要になってきます。
楽しく安全な釣行のために、揃えておいきたい服装や装備を紹介していきましょう。
ウェーダー
渓流での釣りは、どうしても川を横切らないといけない場面があるので、ウェーダーは必需品になります。
渓流で使われるウェーダーの靴底は、フェルト素材を使っているので滑り止めにもなり安全性も高まります。
3月頃からの解禁では、まだ寒さが残りますので川の水に濡れた衣服では寒くて釣りどころではないでしょう。
まず最初は、シューズと一体になっているタイプのウェーダーを選ぶのをおすすめします。
購入価格も低価格帯~高額帯と幅広い設定があるので、自分の予算に合わせることができます。
画像引用元:http://fishing.shimano.co.jp/
このタイプは、脱いだり履いたりが非常に楽にできます。
私は、解禁初期は厚手の肌着とズボンを履いたままウェーダーを着用しているので、寒さも防いでいますよ。
ブーツ型になるので歩き続けると疲れやすいというのが、デメリットというところでしょうか。
ベスト
釣り用のベストは、どちらかというと道具入れ的な衣服になります。
渓流を歩くわけですから、道具箱を持って移動するのはかなり難儀するので、出来るだけ荷物を持たずに両手を使える必要があるのです。
是非ともベストは、用意しておきましょう。
偏光サングラス
釣りにやはり偏光サングラスが必要でしょう。
川の状況を見ることもできるのでポイントの確認もできるし、魚の様子も見ることができます。
帽子
陽射しから頭を守るだけでなく、頭を木の枝や虫からも守ってくれるので、被るようにしましょう。
レインギア
渓流釣りは、山での釣りになるので常に天候が気になるところです。
山は天候が変わりやすいと言われますから、雨が降るかもと思っておきましょう。
雨に濡れると思っているよりも体は冷えやすくなります。
渓流釣りには、ショート丈のレインウェアがおすすめで、雨が降らなくてもジャンパー代わりにも使えるの用意しておくと便利ですよ。
シャツ
寒い初期は暖かい肌着に長袖シャツ、夏場になってきたら速乾性の長袖シャツを着るようにして、肌の露出はなるべく少なくするようにします。
日焼け対策もありますが、渓流はアブや蚊などの虫も多いので、肌はなるべく出さないようにしたほうがよいです。
ベルト
渓流でなぜベルトが必要なの?と思うかもしれませんが、玉網を差し込んでおくために必要になります。
また、エサ箱やウエストタオルを取り付けることもできます。
イメージが湧かないかもしれないが、転倒した際にウェーダーに水が浸入するのを防いでくれる役目もしてくれるのです。
ベルトは、適当に着用せずにしっかり締めておきましょう。
玉網
魚を取り込むために必要です。
枠の大きさは、24センチくらあれば十分でしょう。
まとめ
今回は、テンカラ釣り初心者に、おすすめの道具や服装を紹介してきました。
堅苦しい服装でなくてもテンカラ釣りは良いと思いますが、安全面も考慮して最低限の服装をしてテンカラ釣りを楽しみましょう。
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