渓流釣りと言えば、イワナ・ヤマメアマゴなどを山合いの川で釣ることをいいます。
本流や渓流、調子、などなど渓流釣りの竿には独特の言葉が並んでいて、何だ?この言葉って、なりませんでしたか?
初心者が渓流釣りに行こうと竿を選ぶ時、何をどう選べば良いのかを伝ていきますね。
渓流釣りの竿
●渓流釣りの竿を知ろう
ここでいう渓流竿とは、川での釣りで本流から源流までのサケ科に部類される魚を釣るための竿のことをいいます。
ルアーやテンカラ用の竿もありますが、今回はエサ釣りで使われるのべ竿に限定して書いていきます。
渓流には、大きく分けて「本流」「渓流」「源流」と3つになります。
「本流」は基本的に河川名が付いている川のことになるのですが、川幅が約10m以上になった場所とします。
「渓流」はその河川でも比較的入川し易い場所、「源流」は山奥の険しい人がほとんど入らない場所と分けると理解しやすいです。
各メーカーさんから販売されている渓流竿も細分化され、それぞれの入川場所により違いが出てきます。
大きく分けた3つの渓相での竿の違いを説明していきます。
「本流」
本流竿は、渓魚でも大型の魚をターゲットにしています。
サクラマスやサツキマス、ニジマス、あとサケもそうですが30センチを超える(尺を超える、とも言います)50センチ以上にもなると引きのパワーは相当です。
魚の引きに対抗できるパワーを備え、広い川幅を攻めるための長さ、そして軽さも兼ね備えた竿が、本流竿です。
1mを超えるモンスターを狙う竿は、竿の作り方が全く違ってくるのでここでは除外します。
「渓流」
渓流竿と呼ばれる竿が一番種類も多く一般的になります。
長さも4.5~6mくらいが主流で、長さを調節できるズームタイプが人気です。
歩くことが多くなるので、仕舞寸法も50~60センチ前後と短くなるので持ち運びに便利な竿になります。
竿の硬さや調子など種類が多く、さらに価格面でも低価格~高価格まで幅広いラインナップがされているのが特徴です。
「源流」
山岳と言わんばかりの渓相で、川幅も狭い場所でも釣りになります。
地形もそうですが、頭上にも木々がせり出している所も多いので一般的な渓流竿よりも仕舞寸法も短く30センチほどです。
また、不意の大物がきたり、大オモリを使うこともあるので竿もパワーを持たせた設定になっていて、穂先も1㎜と太目になっています。
●渓流竿の調子
渓流竿の大きな違いの継ぎに悩まされるのが、竿の調子になります。
昔から、先調子・胴調子という言葉で表してあり独特なので、竿の調子について説明していきます。
「先調子」
竿の曲がった時のバランスが穂先近くにあるのが先調子になります。
振った感覚は、竿の胴の部分(真ん中辺り)がシャキッとしていて、先の方が振れている感じがする竿です。
先調子の竿は、エサを細かく動かしたり、振り込みやすさもあるので
初心者にも扱いやすい調子です。
「胴調子」
竿の曲がった時のバランスが、竿の真ん中辺りで綺麗に弧を描くように曲がる竿を胴調子といいます。
大物相手にするパワーモデルだったり、重いオモリを使う場面の竿に多いくみられる調子になります。
「中硬硬」「硬調」「超硬」「硬調硬」渓流竿は、このような呼び方があります。
これは、竿の硬さを表します。
柔らかい方から「中硬硬」⇒「硬調」⇒「超硬」、「硬中硬」⇒「硬調」⇒「硬調硬」
の順になっています。
どの硬さを選べば良いか迷うかもしれませんが、硬調モデルがオールマイティーに使えるので、初心者なら硬調を選べば問題ありません。
渓流竿の選び方
●渓流竿の種類・場所による違い選び方
安い竿と高い竿の違い
ハッキリ言えば高い竿だから釣れる、安い竿だから釣れないということはありません。
高い竿は、使われているカーボン素材や製法にこだわっています。
特に高い竿は、軽い竿に仕上がっているので、一日中竿を振っても疲れにくく、細身で感度も良い竿になっています。
ただし、軽いということは、カーボン素材が薄くなっているということなので、乱暴に扱うと簡単にポキッと折れます。
高い渓流竿は、確かにカッコ良いですが、初心者が最初から買うのは正直おすすめしません。
最近の安い竿も、侮ってはいけませんよ。
竿の感度向上や軽量化も驚くほど進んでいるので、渓流で釣りをするには十分なレベルに仕上がっています。
釣り場の違い
源流域なら3.5~4.5mの硬調以上で仕舞寸法も30㎝くらいの竿がよいでしょう。
一般的な渓流釣りと言われる里川やボサ川なら5.3~7mの硬調を選べば良いです。
初心者なら5.3mが扱いやすいでしょう。
本流で大型魚を狙うのならば、9~10mくらいの竿を選びます。そのかわり本流竿は、結構高価な竿になります。
●おすすめ渓流竿
ダイワ・シマノの竿が、やはり価格帯といい出来栄えといいおすすめです。
ダイワ
渓流清瀬
春渓
シマノ
ホリデー小継ZT
天平
渓峰尖
渓流竿は重宝する竿だ!
渓流竿は、リールを使わないのべ竿になります。
のべ竿というのは、かなり使い回しができて、様々な魚を釣ることが可能なんです。
もちろん海釣りでも使うことができ、私はハゼ釣りに多用しています。
他にもサビキ釣りやウキを使ったアジ釣りにも問題なく使えます。
ファミリー釣りにも大活躍しますよ♪
まとめ
渓流釣りの竿は、大きく分けて3つに分類されますが、渓流釣りのエサ釣りで最初に買う竿は53硬調を選びにましょう。
川の幅や頭上に木々がせり出していない川で釣りを釣るなら、6mくらいの硬調を選ぶと良いでしょう。
渓流竿は、他の小物釣りでも大活躍するので、使い回しの利く竿になりますよ。
この記事も読まれていますよ↓↓
この記事へのコメントはありません。