渓流釣りをルアーで楽しむ釣りは昔からありますが
軽量ルアーをベイトリールでキャストするベイトフィネスが渓流釣りでも人気が上がってきました。
渓流ベイトフィネスを楽しむタックルはどんなものが良いのか?
個人的に経験してきた事を含めて初心者でも楽しめる渓流ベイトフィネスタックルを紹介していきます。
渓流ベイトフィネス
渓流ベイトフィネス用タックル
・おすすめロッド
渓流でのベイトフィネスの優位性といえば繊細なキャストコントロールとラインメンディングでしょう。
渓流では、川まで張り出した草木、倒木、岩周りなど狭いポイントにルアーをキャストするシーンが多々あります。
しかも、ラインのフケできるだけ少なくしたい!そんな状況もあるのでベイトリールが重宝されるのです。
渓流ではフリップキャストの直線的な低弾道が必須で、コントロールが重要になってくるので、ロッドはショートロッドを選ぶことをおススメします。
ロッドの調子は好みで大きく分かれるところです。
ネイティブのトラウトロッドというと、ビシバシの先調子というよりも柔らかめのロッドが多く、いわゆる乗せ調子というロッドです。
乗せ調子は、ルアーを弾かれずにバラシを少なくするタイプのロッドなので多くの人が使っています。
掛かってしまえば何の問題もないですが
感度的に言えばやや鈍感というかロッドの特性上、掛けにいくロッドではないので『掛かった!』という感覚が、ワンテンポ遅れる感じがします。
この感覚は、先調子(掛け調子)のロッドと比べての話になります。
管理釣りでのボトム狙いではないので、渓流での感度は特に気にしなくても良いと思っています。
では、渓流ベイトフィネス初心者におすすめのロッドを紹介しましょう。
【テイルウォーク】トラウティア43L/C
実売2万円以下で購入できるモデルです。
私も使用しているロッドで、ピン撃ちにも対応したテクニカルモデルです。
【メジャークラフト】ファインテールFSX-B4102UL
このロッドも実売2万円以下で購入できます。
ベイト初心者にもルアーのウェイトを感じながらキャストすることができるモデルです。
曲がるように仕上げられたロッドなので思い通りにキャストできます。
【メジャークラフト】トラウティーノTTS-B4102UL
渓流ベイト初心者でも小型ミノーがキャストしやすいモデルです。
ファインテールとの違いは、トラウティーノの方が張りがあるロッドに仕上がっています。
【パームス】ETNC-51XUL
ベイトフィネスに興味のある初心者アングラーからエキスパートまで楽しんでもらえるロッドです。
【Shimotsuke】グレート鱒レンジャー改 CT40 DarkKnightⅡ
渓流ロッド界に革命を起こした超人気激安ロッド。
グラスソリッドで作られたロッドは、いまや手に入り食い超人気品薄ロッドになりました。
ソリッド特有の柔らかさが魚をバラシにくくしています。
・おすすめリール
渓流ベイトフィネスは、手返し良く釣ることが信条になるのでベイトリールも専用モデルが発売されています。
ベイトリールは、使うルアーで専用化されるほどバス釣りでの使用が圧倒的なリールになります。
軽いルアーをメインで使用するタイプの専用ベイトリール、ベイトフィネス(BF)が用意されています。
昔は、ナイロンかフロロカーボンで主流でしたが現在は、PEライン全盛といっても良いくらいPEラインが使われています。
リールはやはり、ダイワ&シマノの機種に人気が集中しています。
近年のベイトリールは、バックラッシュしないようにブレーキシステムになっています。
1990年代に使っていたベイトリールに比べるとバックラッシュは、ほとんどしなくなりました。
リールの進化には驚きで、ブレーキ調整が非常に楽です。
渓流では、50M投げるとかの遠投ではなく、近距離でのキャスト精度の方が必要だということは忘れないでくださいね。
リールの金額もピンキリで用意されているので、自分の予算に合わせて購入すればいいでしょう。
30年以上前からベイトリールを使っている者から言わせると、現行で販売されているベイトフィネス専用リールのスプール回転は異常なる進化です。
どんなリールを使っても何の問題もありません。
では、渓流ベイトフィネスでおすすめのリールを紹介しましょう。
【テイルウォーク】フルレンジBF
【アブ】ロキサーニBF8
アブのバリュープライスを実現したロキサーニ。
マグトラックスブレーキで3mm厚のマグネットを10個の仕様。
【シマノ】スコーピオンBFS
シマノのベイトリールの歴史を語る上で外せない『スコーピオン』。
FTB(Finesse Tune Brake system)を搭載したBFS仕様が登場です。
ベイトフィネス初心者にもおすすめです。
【シマノ】アルデバランBFS
軽量リールでベイトフィネスがやりたい!という人はこのリールでしょう。
お値段は結構お高いですが、ギア比8:1は手返し抜群です。
【シマノ】カルカッタコンクエストBFS
ベイトフィネス最高峰リールといっても過言ではないでしょう。
FTB(Finesse Tune Brake system)により格段に安心してキャストできます。
【ダイワ】アルファスエアTW
全てのベイトフィネスを網羅するアルファスエアTW。
軽量ルアーが、ブレない直線的で精密なキャストが可能になったリールです。
・おすすめライン
渓流ベイトフィネスで使用するラインは、何が良いのか?
は悩むところですね。
ラインはナイロン・フロロカーボン・PEの3種類から選ぶことになります。
違いを簡単に言うと
ナイロン⇒柔らかい、伸びがある
フロロカーボン⇒張りがある、比重が重い
PEライン⇒引張強度が高いので細くできる、伸びが少ない、比重が軽い
この違いがあるのですが、最近はPEラインを使う方が多くなりました。
私自身、渓流はもちろん様々な釣りにPEラインを使っています。
バックラッシュも考えれば、ナイロンやフロロカーボンを使うことをおすすめします。
(バックラッシュは、ベイトリールにつきものです)
ベイトリールを始めて使う人はナイロン4~5?を選べば良いでしょう。
慣れてくれば、PEラインに巻き替えれば良いです。
PEラインを使う場合は、リーダー(先糸)を接続します。
リーダーの長さは、正直、人それぞれなので絶対的な長さはありませんが、30~100㎝くらいで十分です。
太さは、1~1.5号を選んでおきましょう。
ラインの太さは、釣る場所や魚のサイズで変わってきますが参考のために私の使用しているライン号数を記載しておきます。
ナイロン⇒3~5LB
フロロカーボン⇒4LB
PEライン⇒0.6号+リーダー(フロロカーボン)4~6LB(1~1.5号)長さ30㎝くらい
PEラインとリーダーの接続は、トリプル8ノットです!
なぜ?かというと、私は初老なので目が見えなくなってきました!
いわゆる老眼です(笑
そのために簡単な接続で結合しないと、面倒になってくるからです。
(簡単に手早く接続して釣りしたいですよね)
リーダー接続は、自分で確実にできるノットをすれば、それで良いですよ。
渓流ベイトフィネスにおすすめするラインを紹介します。
【よつあみ】G-soul X8UpgradePE0.6号
長年使用しているよつあみのPEラインです。
見やすいグリーンが個人的に気に入ってます。
【モーリス】スーパートラウト アドバンス VEP ブッシュトレイル
・最後に
渓流ベイトフィネスは、敷居が高く感じるかもしれませんが、かなり楽に楽しめる釣りになります。
最初はタックルを揃えるのに思い切りがいるかもしれませんが始めてみると楽しくて仕方ない釣りになりますよ。
渓流釣りには、入漁券が必要になる河川が多いので必ず河川の漁協に確認して釣りをしてくださいね。
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