魚釣りに必需品になっている偏光サングラスですが、実はレンズが劣化していくことを知っていますか?
偏光サングラスも手入れの仕方によって長持ちもします。
ここでは偏光サングラスの劣化の原因や知っておいて欲しい手入れ方法について書いていこうと思います。
目次
偏光サングラスの劣化と手入れ方法
●偏光グラスの劣化を早める2つの要因
偏光サングラスのレンズは、プラスチックレンズかガラスレンズが使われていますが、思いのほかデリケートな部分があります。
丈夫そうでレンズも長持ちしそうな見た目をしていますが、劣化を早めてしまう大きな要因が2つあります。
それは、
「熱」と「水」
なんです。
熱による劣化
普段の釣りに使うには何の問題もないのですが
やはり車内に置きっ放しにするのが偏光レンズを劣化させる一番の原因かもしれません。
特に夏になると車内温度は60℃とか70℃以上にもなります。
ダッシュボードの上は、かなり熱くなるというのはご存知かと思います。
この熱により、レンズのコーテイングが痛んだりフレームが妙に曲がるといったメガネの変形にもつながります。
逆に冬の低温では、CR-39レンズやプラスチックフレームが縮んでしまうこともあるのです。
熱による劣化や変形について解りやすいのは、焚火やバーベキューなどの火を使う場面でしょう。
焚火でもバーベキューでも、瞬間的に顔に火の熱さが伝わり顔を背けた経験がありませんか?
あの熱さを偏光サングラスがまともに受けたら・・・・・!?
変形したり溶けたりするのは、すぐにわかりますね。
まあ、釣りに火は使わないですが、偏光レンズは、熱に弱いという事を忘れないで欲しいということです。
水による劣化
偏光サングラスは、水に弱いというのは水が付着することに弱いのではなく、濡れたままの状態で保管するのが良くないという事です。
レンズには偏光フィルムが張ってあるので、水というか湿気がフィルムの間に浸透してしまい、レンズの色抜けや偏光膜が剥がれてしまう原因になってしまいます。
偏光サングラスは、水洗いするので、レンズの水滴はしっかりと拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
偏光サングラスを洗う時に、水道水を使うのですがお湯を使うのはいけないのか?という疑問が湧いてきます。
結論からいうと
お湯を使うのは止めておきましょう。
やはり偏光フィルムは、お湯の熱によりダメージを受けるので劣化の原因になります。偏光サングラスを洗う時は、やはり水道水で洗うことをおすすめします。
●偏光サングラスを傷つける例
先に、偏光サングラスの劣化について書いてきましたが
普段の使用の中で、最も気を付けて欲しいのが偏光レンズを傷付けてしまうことです。
レンズを傷付けてしまう一番多い例は、ティッシュや服、タオルなどでレンズを拭くことなんです。
一応、偏光レンズには、傷をつけにくくするコーティングがされていますが、細かい傷はどんどん付いていきます。
偏光サングラスを専門に扱っている方や普段のメガネでお世話になっているメガネ屋さんの店長さんに聞いてみても、
ティッシュや服には細かい塵やホコリが付いてるから、そのホコリごとレンズを拭くとコーティングがあっても次第に傷ついていくよ。と教えてもらいました。
メガネを買うと専用のクロスが付いてくる理由もしっかりわかりましたよ。
●偏光サングラスのお手入れ方法
偏光サングラスも釣行で使っていると自分の皮脂など汚れが少なからず付着してしまいます。
通常の汚れなら、メガネクロスで拭き取れば十分に綺麗になります。
かなり汚れてしまった場合などは、専門店で手入れしてもらうのがベストでしょう。
もちろん、
偏光サングラスを扱うプロの手で綺麗にしてもらうとお金がかかってしまいますが・・・・・。
でも、やっぱり自分でなんとかしたい!
と思っている人のために、自宅で出来る簡単なお手入れ方法を紹介していきましょう。
お手入れ方法
1、水道水で洗う。(この時、お湯で洗うのはレンズの劣化を早めてしまうので、お水で洗います。)
洗う時は、ブラシなどを使わずに、指の腹を使ってゆっくり優しく洗うようにしてくださいね。
2、水だけで洗っても汚れが落ちないときは、メガネクリーナーや中性洗剤を薄めてから洗います。
3、水洗いが終わったら、メガネクロスやキッチンペーパーで、しっかり水分を拭き取ります。
(ゴシゴシ擦らないようにしてくださいね)
4、十分に乾燥させる。
(ドライヤーなどで強制的に乾燥させてはいけませんよ。また、炎天下の車内なども避けて下さいね。)
5、乾燥後は、偏光サングラスの専用ケースなどで保管してください。
以上が、自分でもできる偏光サングラスのお手入れ方法です。
やり過ぎると偏光フィルムに水分が入り込むことがあるので、毎日毎日、水洗いする必要もありませんよ。
まとめ
偏光サングラスは、魚釣りには必須のアイテムになります。
中には、高価なサングラスもありますので、長く使っていきたいですよね。
偏光サングラスの劣化を早めないようにレンズの弱点やお手入れ方法など覚えておいてくださいね。
せっかく買った、偏光サングラスですから愛着持って使っていきましょう。
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